Youtube リンク このビデオはInfomax ICA (Bell and Sejnowski, 1995)の動作を解説したもので、脳電の頭皮上電極の代わりに7セグメント表示機を使っています。ICAのエンドユーザーにとってICAはしばしばブラックボックスなのですが、このデモを見れば何となく動作する原理のイメージがつかめるかもしれません。このSeven SegmenticaというアプリケーションはEEGLAB初の脳波を解析しないアプリで、この革命的な自己否定的EEGLABプラグインの開発者は宮腰誠です。Arduinoなんかで実際の7セグLEGを使ったデモを作ったら面白いかもしれませんね。ご興味がありましたらご連絡ください。 このビデオはわが社のロゴ(5分で考えた)をフーリエ変換して得られるフーリエ級数のサブセットで再構成し、一筆書きで描画する様子をエピサイクルの動きの組み合わせとして表現したものです。このロゴはGYRE(渦巻、円周運動)とEEG(脳電)という語のウロボロス的な意匠(GYRE-EEG-GYRE-EEG-GYRE-EEG…、一文字だけ重なっているのが「噛んでいる」部分)を表現した言葉遊びなのですが、それをエピサイクルという円周運動(すなわちGYRE)の組み合わせという空間周波数の基底へと分解し、描画を時間的過程として再生することで、その動作原理の直観的可視化を行いました。ダジャレを数学的に拡張する試みともいえます。そもそも、脳電の主な発生源は複数の大脳皮質回、すなわちGYRIです。円周運動と大脳皮質回と脳電をつなぐもの、それがGYREEである、というのがこの動画のメッセージです。 This is one of the lectures that was officially recorded by the host institute, Santa Fe これはサンタフェ研究所という非線形現象の研究で名高いところに招待講演で呼ばれたときの録画です。講演のタイトルは論文のリファレンスみたいですがこれはパロディで(electroencephalosophyというのは脳電と哲学を合わせた造語)、いつも通り面白半分でやったことなのですが、所長のDavid Krakauer氏がメモを取っているのを見て慌てて制止しました。ちなみにこの講演の1週間後ぐらいにNeuralinkのニュースを聞き、現実が妄想に追い付いてきたと実感しましたね。